蒜山高原で快適にお過ごしいただくために

水回りの水抜き・水出しについて

水回り

 水回りの凍結は蒜山の別荘に非常に多いトラブルのひとつです。
管の凍結や膨張による破裂を避けるためにも、長期不在となる場合は完全に水を抜いておきましょう。
もちろん、水抜き後に水を利用する場合は水出し作業も必要になります。
水抜き・水出し作業自体は簡単ですが、建物の設備等で作業内容が異なります。慣れない方や不安な方は管理会社や業者等に立ち会いを依頼する、あるいは作業を依頼されることをおすすめします。

水抜き手順(例)

水道

水道の蛇口を全開にしたまま元栓を閉めます。混合栓は、それぞれ全開にし、水抜き栓がついている場合は、栓をはずして水を抜きます

トイレ

水洗レバーを流しっぱなしの状態で固定し、元栓を閉めます。タンクが空になれば完了です。水洗トイレの貯水タンクに水が残る場合は不凍液を入れておきます。

その他

台所のシンクの配水管や洗面所の配水管のトラップに水が残る場合は不凍液を入れておきます。凍結防止ヒーターがある場合はヒーターのスイッチを切っておきます。

※洗濯機や給湯器、ボイラー等についてはメーカーにより異なりますので、メーカーの説明書等でご確認ください。

湿気について

湿気

蒜山に限らず、高原の別荘地では湿気対策が重要です。
別荘を締め切っていても、床下等から湿気が入り、カビの繁殖につながるケースがあります。
きちんと対策できるかどうかで、別荘の寿命が変わってきます。

湿気対策

  1. こまめな換気を心がけましょう。管理会社に委託することもできます。
  2. 押入れなどはスノコを敷いて使用します。
  3. 建物の周囲の水はけを良くしておきましょう。また、こまめに草を刈り、枯草などが溜まらないようにしましょう。
  4. 長期間使用しないベッドはマットレスを立てておき、布団はスタンド等にかけておきましょう。
  5. 絨毯やカーペットは湿気がこもりやすいので、なるべく使用しないようにしましょう。
  6. 除湿機・除湿剤を使用しましょう。

草刈りについて

草刈り

自然の中に居を構える以上、放置しておくとあっという間に草が茂ります。 草が生い茂ると、景観上はもちろんですが、昆虫や動物などのすみかとなり、衛生的な生活が困難になります。
別荘地で快適に暮らすためには、こまめな草の除去が必要です。

草刈り作業には両手ハンドル草刈機が便利です。

草刈り機

ベルトは左肩にかけて、草払機が体の右側に来るようにします。
刃を右から左へと振って草を刈っていきます。
刃を右側へ戻すときには草は刈れません。
右足を一歩ずつ進めて、順に草を刈っていきます。

  • 両手ハンドル草刈り機は効率よく作業できる反面、とても危険な道具でもあります。初めての方は購入先で操作方法をしっかりと確認したうえで作業にあたってください。
  • 草刈りの際は、ゴーグルやフェイスガード等を装着し、顔への飛散を防ぎましょう。
  • 条件によっては業者に作業を委託できる場合があります。
 

ゴミの収集について

ごみ収集

真庭市のゴミステーションは自治会ごとにルールを決め、管理・収集を行っていますので、ゴミステーションへ持ち込むには自治会の了承が必要になります。 ゴミステーションの利用ができない場合には、下記の2つの方法があります。 詳しくは蒜山振興局までお問い合わせください。

 

真庭北部クリーンセンターへの持ち込み
受入場所 真庭北部クリーンセンター
真庭市蒜山下和592-1 TEL 0867-67-2526
受入時間 月曜~金曜(土日祝祭日、年末年始休み)
午前9時~正午、午後1時~午後4時30分
※毎月第1、3日曜日も上記の時間帯で受け入れ
利用料金 資源ごみは無料。
可燃物・不燃物は10kgあたり50円。
※その他農業用ビニール等、別料金のもの有
指定袋 不要
(ただし、中身の確認できる袋に入れてください)
その他 産業廃棄物など一部取り扱いできないごみが あります。
蒜山振興局ごみステーションへの持ち込み
受入場所 蒜山振興局
真庭市蒜山下福田305 TEL 0867-66-2511
受入時間 原則、決められた収集日の午前8時30分までに持ち 込みをお願いします。詳しくはお問い合わせください。
利用料金 無料。但し指定袋が必要です。指定袋は地域の スーパー等で購入できます。
指定袋 必須
(最大10キログラム以内に収め、必ず名前を記載)
その他 家庭ゴミに限る。
(貸別荘等営利を伴う施設から出るゴミは受入不可)
「 可燃ゴミ」「アルミ・スチール缶」「ペットボトル」の 3種に限る
真庭市 家庭ごみ分別表
(蒜山・美甘・湯原)
燃えるごみ用袋 燃えるごみ類
生ごみ(残飯等)・紙・布・ 木くず・革製品・ゴム製品・ 塩ビ製品
※プラマークがあるものでも 汚れの落ちないものは、 燃えるごみとして出してください。
燃えないごみ用袋 ①ガラス、陶磁器類
※割れたガラス・陶磁器類は  紙等に包んでください。

②蛍光管類
※蛍光管・電球は危なくないよう  ケース等に入れてください。

③金属類(小)
資源ごみ用袋

※汚れはすすいでください。

④アルミ缶
⑤スチール缶
⑥無色透明の瓶
⑦茶色の瓶
⑧その他の色の瓶

※ふたや栓も分別してください。
小型家電
携帯電話・パソコン・ アイロン・電子レンジ・ ラジカセ・炊飯器など
携帯電話・デジタルカメラ などの小さなものは、市役所 本庁舎・振興局で受け取る事が出来ます。
プラスチック
ペットボトル用袋

※汚れはすすいでください。汚れの落ちないものは燃えるごみへ。

⑨ペットボトル
⑩プラスチック、容器包装類
⑪プラスチック製品 (プラマーク無し)

※①~⑪のごみはそれぞれ種類ごとに分けて袋に入れてください。

害虫について

害虫

別荘地は自然の中にあるのが醍醐味ですが、そこには街中ではあまり見かけないさまざまな生物が生息しています。害虫と呼ばれる虫たちもそのひとつ。
木や草の茂るところでは夏場でも長袖・長ズボンを着用し、害虫から身を守りましょう。

網戸で害虫をシャットアウト!

網戸でシャットアウト

害虫の侵入を防ぐには、網戸が効果的です。
網戸を使用する際は、隙間ができないよう意識してください。
網戸に殺虫剤を噴射したり、また、目の細かい網に交換すると、さらに効果的です。

 

この虫にご注意!

ブヨ・ブト

ブヨ・ブト

コバエのような形で体長約3~5mm。湿地に生息しており、春から秋口に多く、かまれると強い痒みや痛みを発症し、皮膚は赤く膨れあがります。

かまれたときの対処

かまれたところを指や爪で押し出すように毒素を出します。傷口をきれいな水で洗い流し、消毒。患部はなるべく冷やし、掻きむしらないようにします。市販の虫刺され薬で症状が治まらない場合や、発熱などがある場合は、医療機関を受診しましょう。

ムカデ

ムカデ

湿気のある場所を好み、初夏から秋にかけて出没します。
黒く細長い体の周辺に足をぞろりと生やし、体長約3cmから10cm以上のものもいます。
強い毒素を持っているので、見つけたらすぐに駆除しましょう。
殺虫スプレーをかけた後、熱湯をかけると効果的です。

かまれたときの対処

すぐに石鹸で傷口を洗い、40度以上の熱めのシャワーで5分以上洗い流し、ステロイド系の薬を塗布します。ムカデの毒はハチと同じアレルギーを引き起こす場合があるので、悪寒・頭痛・吐き気などの症状が出た場合は医療機関を受診しましょう。

ハチ

ハチ

ハチはむやみに人を襲いません。巣を見つけても、生活に支障がない場所であれば放置しましょう。自分で駆除する場合は、白っぽい長袖の上下、帽子、虫よけネット、軍手を着用のうえ、夕暮れから夜間の時間帯で、なるべく離れたところからハチの巣に強い殺虫剤を噴射します。ハチが弱ったら、棒でつついてハチの巣をナイロン袋の中に落とし、再度殺虫剤を噴射します。巨大な巣や、スズメバチの巣は危険ですので業者等に駆除してもらいましょう。

かまれたときの対処

ハチの針が残っている場合は、ピンセット等で抜きます。傷口を指で絞り出すようにして毒を出し、流水でよく洗い流して、抗ヒスタミン系の薬を塗布します。過去にハチに刺されてアレルギー症状を発症したことのある場合は、医療機関を受診しましょう。

カメムシ

カメムシ

春から初冬にかけて活動するカメムシ。体長1~1. 5cmで、六角形のような形をしており、西日本では緑やこげ茶色のものが見られます。めったに噛むことはありませんが、刺激すると独特のいやな臭いを出します。
洗濯物を取り込む際等には、ご注意ください。

かまれたときの対処

カメムシを5cm程に切ったガムテープにそっと貼り付け、つぶさないよう注意しながら、テープを二つ折りにして密閉します。密閉できる空き瓶等に入れ、ある程度たまったら、中身をゴミに出します。カメムシを掃除機で吸い込むと、排気口から臭いが拡散するので、その場合は速やかに取り出しましょう。


危険を伴う巣の撤去等について

管理会社等の相談先が無い場合は下記までご連絡ください。

岡山県ペストコントロール協会
〒701-0152 岡山県岡山市北区延友454
TEL 086-293-5990 FAX 086-292-0359

雪について

雪

蒜山地域では、地域にもよりますが、多いときには1mの積雪量になることもあります。
個人の敷地内はもちろん、除雪路線以外の道等は個人での対策が必要です。

道路除雪について

真庭市では「県道は岡山県」「市道、旧来からの生活道は真庭市」が除雪を行っています。
それ以外の道路、また除雪車作業でやむなく私有地際に追いやられる雪の塊などは、地区あるいは個人に除雪いただいております。
また除雪作業については、降雪量等によって作業が思うように進まず遅れる場合もあります。
ご不便をおかけしますが、これは地元住民も別荘利用者も変わりないことですのでご理解をお願いします。
なお、除雪路線までの連絡道を除雪する場合は、個人で除雪機械をお持ちの方へは燃料代助成(事前申請が必要です)があるほか、スノーポール(目印)の貸与、除雪委託が可能な業者の紹介等(除雪委託料は個人負担となります)も行っています。 詳しくは蒜山振興局にお尋ねください。

雪かき

雪かき

装備
防水性のある動きやすい服装と手袋、長靴

道具
専用スコップ、スノーダンプ、小型除雪機械 等

 
  • 雪かきは冬場に欠かせない作業です。
  • スノーダンプはもちろん雪かき専用品ですが、スコップもアルミ製や強化プラスチック製など、雪かきに特化したものを選ぶと作業が快適になります。
  • 雪質によっては重く、重労働になります。軽いストレッチを行い、腕だけでなく足と腰を使うのがコツです。
  • 雪かきは、万一に備えてなるべく2人以上で行いましょう。積雪時の屋根の下での作業は、雪が落ち大変危険ですので特に注意してください。
 

雪下ろし

屋根に上って行う雪下ろしは滑りやすく大変危険です。別荘に多い勾配屋根は、雪が自然に滑り落ちる設計となっていますので、屋根の雪下ろしは極力自然に落ちるのを待ち、雪下ろしが必要な場合は、業者に依頼しましょう。
なお、カーポート等に積もった雪は、専用の棒で下ろすことができます。

車の冬対策

スタッドレスタイヤにしていても、急ハンドル・急ブレーキ・急加速・急減速は大変危険です。
車間距離は十分にとり、赤信号や曲がり角は早目にスピードを落としましょう。
橋の上や日陰は路面が凍結している場合があるので、注意してください。

タイヤ スタッドレスタイヤは必須です。
ウォッシャー液 凍結しにくい寒冷地仕様のもの、または濃度の高いものにします。
ワイパー 駐車中はフロントガラスに凍りつかないよう立てておきます。但し、車種によってはできない場合があります。
バッテリー エンジンがかかりにくいと感じたら、点検のうえバッテリー液の補充やバッテリーの交換を行います。